Internet Explorer: 非常にわかりやすい絵で表した『フォント』の家系図

2013年7月9日火曜日

非常にわかりやすい絵で表した『フォント』の家系図


『フォント』とは、古くは金属活字時代から受け継がれている、純粋な意味での「書 体デザイン」を指す言葉です。そんなこと言われてもピンとこないと いうあなた、よく周りを見渡してみてください。雑誌の表紙や街中にある看板、よく行くレストランのメニュー、そして、あなたが今まさに読んでいるこの記事 も……。それらに使用されている様々な書体デザイン、これが『フォント』なのです。

至るところに存在している『フォ ント』。今回ご紹介するのは、海外サイト『thatslikewhoa.com』に掲載されている、『フォント』の 歴史をわかりやすく家系図に描いた『THE FAMILY TREE OF TYPOGRAPHY』です。

目にしているだけで楽しくなるようなこちらの家系図は、1837年創業、活版印刷プリ ンターを長年製作してきたドイツの会社『Bauer Type Foundry』の100周年を記念して作られたものなのだとか。

今 や何気なく目にしている『フォント』。そのため、私たち日本人の多くは『フォント』を選ぶ際、「読みやすさ」や「美しさ」を優先しがちで、その背 景にある「歴史」や「由来」を特に意識することはありません。しかし、そもそも欧文フォントの多くは、特定の文化や歴史を連想させるものでもありま す。だからこそ『フォント』を選ぶ際には、それぞれが持つ「言外にある意味」を考える必要があるのです。

例 えば、フランス料理のメニューにはイタリア由来のフォント『Bodoni』は使用しないし、オランダ風に表したいものにはオランダ由来のフォント 『Universe』を使用する。このように一般の欧米人の間には、「このフォントはイギリスっぽい」「これはフランス風」な どといった、漠然とした共通認識が存在するというわけ。なるほど、興味深いですね。

この家系図は、『フォント』を掲 げる人物たちが着ている洋服も、その国や時代に合わせて描かれています。そのため書体が持つ歴史的背景もうかがい知ることができるので、とっても便利かつ 書体フェチにはたまらないアイテム。
ちなみに、掲げられているフォント名がそのまま書体を表しているので、詳しくない方でも充分楽しめます よ。あなたが好きな書体の歴史背景や、ほかのフォントとのつながりを調べてみてはいかがでしょう。

参考 元:thatslikewhoa.com( http://goo.gl/fdJ7q

※当記事内で「フランス料理のメニューにはイタリア由来 のフォント『Bodoni』は使用しない」などの説明をしておりますが、反論の意見を頂いております。

■ 検討記事を掲載しました→ http://internetexplorer14.blogspot.jp/2013/07/ng.html

※ ほか修正点

誤・活版印刷プリンターを長年製作してきたドイツの会社『Bauer Type Foundry』
→正・『Bauer Type Foundry』は文字をデザインして活字にしてきた会社でありプリンターは製作していない。

誤・オランダ由来の フォント『Universe』
→正・フランスのフォント『Univers』


▼フォントに歴史あり!





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